北国街道とガラス文化
北国街道のにぎわいを現代に甦らせる。

 長浜の町を南北に貫く北国街道は、かつて江戸日本橋を起点とした五街道に次ぐ重要な道で、多くの武将や旅人の往来、荷物の運搬でにぎわったといわれています。なかでも、長浜城の大手門から岐阜の谷汲山華厳寺へと通じる谷汲街道と北国街道との交差点あたりは、江戸時代からの町の中心地。この一角に、明治33年、第百三十銀行長浜支店が建造されました。洋風土蔵造りに黒漆喰の壁という和洋折衷の様相から「黒壁銀行」の愛称で庶民に親しまれていましたが、昭和末期、建物は解体の危機に遭遇。それを聞いた市民の間から、この地に息づく歴史と文化遺産を未来へ守り生かそうという気運が高まり、昭和63年、第3セクター「黒壁」が誕生。江戸時代の面影を残す古い街並みを生かしたまちづくりが始まりました。
 北国街道の歴史を受け継ぎ現代に開花したガラスの文化まち。黒壁スクエア。
ガラス文化と出会い、さらに長浜らしく。

 「黒壁銀行」は、平成元年から原形復旧が行われ、世界中のガラス作品を集めたガラスの殿堂「黒壁ガラス館」としてよみがえりました。その周囲にはガラス工房、ステンドグラスや世界のガラス芸術を展示するギャラリーなどガラスの魅力にこだわった施設をはじめ、郷土料理、土産物店、作陶ができる店など多種多彩な約30の店が集まり、ノスタルジックな趣が漂うガラスの町「黒壁スクエア」を形成しています。
 さらに北国街道沿いには、20世紀初頭に流行したアール・デコを代表するガラス作家であるルネ・ラリックの作品が堪能できる「成田美術館」や、北国街道と琵琶湖の水運によって築かれた湖北地域ならではの生活文化を貴重な古美術を通して紹介し、とりわけ櫛やかんざしのコレクションが秀逸な「郷土資料館」など、長浜ならではの美意識を満喫できる施設も見逃せません。
 秀吉の時代の城下町に始まり、北国街道の宿場町として栄えた一帯は、その伝統を受け継ぎながらガラス文化と融合することによって、長浜独自の歴史を歩み続けています。
黒壁ガラス館(1号館)
3万点を超すガラス製品を展示・販売する黒壁スクエアの中心的な存在。
開館時間/10:00〜18:00(冬期〜17:00)
休館日/年末
入場料/無料
問い合わせ/(0749)65-2330

黒壁美術館(10号館)
ヨーロッパガラスをメインに、古代から現代アートに至るまでの数々の作品が並んでいます。
開館時間/10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日/年末
入場料/大人600円(20名以上500円)、小中学生400円
問い合わせ/(0749)62-6364

長濱オルゴール堂(黒壁9號館)
西日本最大級の規模を誇るオルゴール専門店。オルゴールの手づくり体験教室もあります。
開館時間/10:00〜18:00
休館日/年末
入場料/無料
問い合わせ/(0749)65-5678

海洋堂フィギュアミュージアム黒壁
日本初海洋堂のミュージアムが長浜に出現。生命の歴史連続ジオラマ、メイン展示、龍の部屋となっています。
開館時間/10:00〜18:00(冬期〜17:30)
休館日/年中無休
入場料/大人/800円 子供/500円 (入館記念フィギュア付)

郷土資料館
開館時間/10:00〜17:00
休館日/火曜日(祝日の場合は翌日)、年末
入場料/大人500円、小中学生350円
問い合わせ/(0749)65-4141

成田美術館
開館時間/10:00〜17:00
休館日/月曜日(祝日の場合は翌日)
入場料/大人800円、高校・大学生600円、小中学生500円
問い合わせ/(0749)65-0234

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